Denture to the person who worries
義歯の種類について
義歯は大きく分けて2つに分類されます。
① 歯茎を覆うはめ込みタイプ
② 土台の歯に装着するタイプ
また、上記の2つの分類をさらに2つに区分してご説明します。
①-1 保険適用義歯
①-2 保険適用外義歯
②-1 残存歯利用の場合
②-2 残存歯なしの場合
1:一般的な義歯
保険適用の義歯(はめ込み型)
一般的に使用されるのが、保険適用の義歯です。
【利点】
費用負担を抑えられることが一番の特徴です。
主な素材はプラスチックですので、破損が生じても、修理がしやすい特徴があります。
【欠点】
使用できる素材が決まっていることです。床の素材はプラスチックですので、臭いや汚れが吸着しやすかったり、長期間の使用で変色やすり減りが起こったりします。また、製作するうえで一定の厚みが必要となり、それが強い違和感となることもあります。
総入れ歯の場合は、プラスチックの面積が広がるため、食べ物の味や温度がわかりづらくなることがあります。 入れ歯を長い間使用していると、顎の骨が痩せやすい傾向にあり、その際は入れ歯の作り変えが必要となりますが、保険診療で作りなおす場合は、作製日から6カ月以上空けなければならないルールがあります。
2:保険適用外の義歯
審美性と素材が自由に選べる(はめ込み型)
昨今、需要が増えているのが、保険適用外の義歯です。
当院では『スマイルデンチャー』を推奨しています。
【利点】
保険診療のような作製に関するルールがありませんので、素材や構造などを工夫し、患者様のご要望に近づけることができます。例えば、薄い入れ歯が作れたり、白いクラスプ(留め具)を使用することで、クラスプが目立ちくいようにしたりすることができます。
自由診療の入れ歯は、保険の入れ歯がもつ問題をカバーし、使い心地や見た目を追及することができます。
【欠点】
自由診療は、全額自己負担で受けていただく治療ですので、費用負担が大きくなってしまいます。
入れ歯を長い間使用していると、顎の骨が痩せやすい傾向にあり、その際は入れ歯の作り変えが必要となります。
≪スマイルデンチャーの特徴≫
☆食べ物が挟まりにくい。
☆軽くてフィット感がある。
☆金属アレルギーの方にオススメ。
☆はじめての入れ歯にも最適。
☆薄くて話がしやすい。
☆モチやガムなどがくっつかない。
≪薄くても割れない!!≫
スマイルデンチャーが薄くても割れないのは、アメリカFDA(米国食品医薬品局)の厳しい審査に合格した『スーパーポリアミド樹脂』を材料に使っている為。
薄くて割れないので、今まで目立っていた金属のカギを、入れ歯から無くすことに成功しました。
【院長より一言】
入れ歯のお悩みは大変多いのが現状です。それは、口の中に入れるものであり、合う合わないは個人の感覚によるからです。洋服と同じで、サイズ的にはピッタリに見えても、ゆるく感じたり、逆に締め付けられる感覚になったりします。その方に本当に合った入れ歯は、人それぞれ違ってきますので、ご納得のいくまで常に全力でサポート致しますので、ご安心ください。
3:残存歯を利用した義歯
土台の歯で義歯を固定(装着型)
ご自分の歯を土台にして装着する義歯です。
マグフィット(磁石)を土台の歯と義歯に埋め込み、磁石で装着します。
【利点】
1:クラスプ(針金)を使用しないので、見た目が良い
2:ガタつきがなく、違和感が少ない
3:クラスプ(針金)を使用する入れ歯よりも安定感があり、かみ心地が
比較的良い
4:磁石の力で自然に固定されるので、着脱が簡単で使いやすい
5:無理な力が加わるとはずれ、歯根に負荷をかけ過ぎることがない
【欠点】
1:アタッチメントデンチャーの中では維持力が比較的弱いため、土台に
なる歯の本数が少ない場合には適用できないことがある
2:歯根が残っている方にしか適用できない
3:保険適用外になるため、治療費が高額になる
4:MRI検査を受ける際には、歯科医院での事前の処置が必要になる
5:磁気アレルギーの方には適用できない
4:残根歯がない場合の義歯
インプラントで土台を作り義歯を固定(装着型)
残存歯がない為、インプラントを併用して土台を作成。
上記の3の場合同様に、マグフィット(磁石)で義歯を固定します。
【利点】
1:クラスプ(針金)を使用しないので、見た目が良い
2:ガタつきがなく、違和感が少ない
3:クラスプ(針金)を使用する入れ歯よりも安定感があり、かみ心地が
比較的良い
4:磁石の力で自然に固定されるので、着脱が簡単で使いやすい
5:無理な力が加わるとはずれ、歯根に負荷をかけ過ぎることがない
【欠点】
1:アタッチメントデンチャーの中では維持力が比較的弱いため、入れ歯
を維持するために複数の土台(インプラント)が必要になる
2:保険適用外になるため、治療費が高額になる
3:MRI検査を受ける際には、歯科医院での事前の処置が必要になる
4:磁気アレルギーの方には適用できない